2021年 09月 13日
タットヴァボーダって何?(プラカラナ・グループ) |
タットヴァボーダ
プラカラナ・グループ
大きく全体をとらえる本格的なヴェーダーンタの学び
ヴェーダーンタは、ヴェーダの最終部分という意味です。別名、ウパニシャドと呼ばれます。ヴェーダーンタの聖典が教える宇宙観が、はじめての人にもわかりやすくまとめられた小さな聖典や、話題をしぼってまとめられた小さな聖典をプラカラナと呼びます。そのプラカラナの中でも、はじめての人に全体を見せるすばらしいプラカラナがタットヴァボーダです。その教えから見えて来る宇宙観を楽しんでみましょう。
ヴェーダーンタの宇宙観では、宇宙全体がひとつの生き物で、イーシュワラと呼ばれます。あなたを含む全体宇宙が、唯一の生き物なのです。本当は、その全体宇宙が「人」という意味で、そのたったひとりの人しかいないのですが、小さなバクテリアのような生き物から、大きなクジラのような生き物まで、もちろん人間も神々も含めて、まるでたくさんの生き物が生きているように分かれて見えています。ひとつの太陽の光が、たくさんの反射に分かれてキラキラと輝くように。
たとえて言えば、夢の中に、ボスと、ボスの言葉に言い訳している部下の自分がいるとすれば、その両方が記憶です。目が覚めると、はるか昔にやめてしまった会社の夢だったりするのですから。そんなふうに、夢の中でも自分を含めてたくさんの登場人物が現れますが、夢全体がひとりのあなたの現れた世界なのです。ひとりのあなたが、夢を見ているときたくさんの登場人物に分かれて見えていました。目覚めたとき、過去の記憶はひとりのあなたの中に溶け込んで消えてゆきます。規模やリアリティの程度はとても異なっていても、世界はその仕組において夢と似ています。世界とは、たった一人のあなたが、あなたを含む生きとし生けるものとして現れている見せかけの姿なのです。ですから、ヴェーダーンタは「あなたこそがイーシュワラである」と言います。ただ言うだけではなくて、なぜそうなのかを多くの方法論を使って教え、あなたにその自己証明を起こす、知識の道具がヴェーダーンタなのです。
そのヴェーダーンタをまずは、タットヴァボーダで学んでみましょう。 クラスは座学です。ゆっくりとくつろいで座って、タットヴァボーダに耳を傾けてみましょう。タットヴァボーダのサンスクリット語の詩を日本語で教えます。
勉強の方法は、ホームページの「クラス 」 で紹介している3つがあります。
A)京都のセンターの教室で、
B)インターネットビデオ通話(ZOOM)で
C)クラス、キャンプの録画ビデオ番組で
はじめての方は、ビデオ番組や、開催中のクラスを組み合わせて、勉強の始め方をお話ししますので、「ZOOMインタヴューの日時予約フォーム」にて、「初めてなので、学び始め方を相談したい」など内容を書いて、送信してください。
●これから、ヴェーダーンタを学ぶ皆さまへ
「何が、自分自身に満足をもたらすのかを学ぶこと以上に、大切なことはありません。 たとえ、どんなことを、成し遂げたとしても、最後には、あなたは、あなたを受け入れなければなりません。
自分自身が、受け入れられるのは、唯一、自分自身が受け入れられるものであるときだけです。 自分自身を受け入れるために、もし、あなたが、今、知っているあなたが本当であるなら、それは、受け入れらはしません。
で、もし、本当でないなら、あなたは、本当のことを知らなければなりません。 本当のことというのは、何も、あなたに反しているものではありません。(不愉快なものではありません。) あなたには、何も欠いているものはありません。 あなたは、その、あなたを知らなければなりません。
そのために、ヴェーダーンタという、知識体があります。
それを、あなたは、先生をもっている、先生の助けをかりて、勉強します。 ですから、これば、哲学のシステムとは違います。 これは、先生をもっている、先生によって、ひも解かれるヴィジョンです。 ですから、本の独学ではなく、先生の口から、生徒の耳に伝えられてきた、ヴィジョンです。 耳で聞き込んで理解されるヴィジョンなのです。
私たちは、このヴィジョンをひも解くプロセスをになう、いくつもの、本をもっています。 それらの本のひとつが、タットヴァボーダです。 タットヴァとは、真実で、ボーダとは、知識です。 「真実とは何かの知識」です。 それは、あなた自身です。 その、タットヴァボーダが、最初の本です。
それで(タットヴァボーダで)教えられたことが、他の本で、もっと、詳しく教えられてゆきます。 ですから、タットヴァボーダが最初の本です。
タットヴァボーダのヴィジョンを得たなら、バガヴァットギーターが次の本です。 タットヴァボーダの後で、あなたは、バガヴァットギーターを勉強することができます。 私たちは、それを勉強するための、ギーター・ホームスタディ・プログラム・プログラムを持っています。」
スワミ ダヤーナンダ
●タットヴァ・ボーダのクラスでつかうテキスト
このテキストでは、ひとつひとつの詩の意味をそこなわないように、日本語で翻訳されています。 昔は日本語訳をつけない本を使っていましたが、現在は日本語訳を付けています。
サンスクリット語は、どこかの国や、地方の言葉ではないので、日本人だけが、なじみがないわけではありません。 日本語だけでなく、たとえ英語やフランス語や、どの国の言葉も意味することのできない世界を明かすのが、ヴェーダーンタで、それがサンスクリット語で教えられているのです。 ですから、当然、生徒は、「詩を見ても意味が見えない」ところからのスタートでOKなのです。
クラスのはじまりとともに、先生のチャンティングに続いて、詩を口ずさんでみましょう。 美しい、サンスクリットの音は聞こえるけれども、意味はそこには、見えない。 けれども、何か、はじめての体験。。。。
そこから、スタートです。
ひとつ、またひとつ。。。。 言葉と言葉の意味がつながって、想像もおよばなかった、世界と私のリアリティが明かされてゆきます。 リラックスしてクラスで、先生のお話に耳を傾けていることが、一番大切です。
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by vedantajapan
| 2021-09-13 13:33
| ●ビデオ番組